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INTERVIEW

清田軌道の未来と、
あなたが支える世界の未来

清田 穣

代表取締役

一言では語れない「清田軌道」にできること

みなさんは、「軌道」という言葉を聞いて、何をイメージしますか?

専門的には「軌道」とは、レールやマクラギ及びこれらを支える道床(砕石やコンクリートなど)から成る「線路」の主要部分のことを言いますが、私たち清田軌道の事業を語る上での、キーワードでもあります。

弊社は設立以来、『軌道工事』の専門業者として、軌道の新設・改良・保守に伴う幅広い工種の軌道工事を担い続けてきました。特に、線路と道路の交差点であり、列車と自動車や歩行者、双方向の安全・安定通行が求められる『踏切』の舗装には設立初期より着眼し、独自の研究開発と特許取得を重ねてまいりました。「清田式踏切」と呼ばれるオリジナル構造の踏切を、規模や用途に合わせて多彩に取り揃え、日々さらなる改良に努めながら、踏切道の計画・設計から製造・販売、そして施工まで、トータルサービスを提供しています。

さらに近年では、軌道の維持管理分野でのIT化やアウトソーシング化の時勢に先駆け、ハイテク機器を用いた各種の『軌道検査』業務にも取り組み、よりきめ細かく軌道の安全を守るためのサービスを提供しています。また、軌道下への上下水道などの管路推進工事から始めた『土木工事』も、鉄道関連土木構造物の構築や補修(耐震補強等)から一般土木工事まで、着実に実績を積み重ねています。

このようにこれまでも、そしてこれからも、清田軌道の技術は広がり続けていきます。

世界でも競争できる「挑み続ける技術者集団」であり続けたい

私たちは、移り変わる時代のニーズを捉え、絶えず技術力を磨きながら事業を広げてきました。それは、「単なる工事請負業者」ではなく、優れた技術力でより質の高いサービスを提供できる「挑み続ける技術者集団」であり続けたいという信念の表れであります。こうした事業の幅広さやトータルサービスとしての対応力は、業界でも大変めずらしい特長です。専門性を発揮する工事だけでなく、メーカー的な開発力、メンテナンスや検査など、様々な場面で軌道に携わっているからこそ、それぞれの現場で得たものが分野を超えて、さらなる技術向上や新たな開発へと活かされ、競争力の強化へとつながっているのです。

創業から80有余年、大阪から全国へと活動の場を広げてきましたが、これからはさらに海外展開にも注力していきたいと思っています。経済成長めざましいアジアをはじめとする開発途上の国々への技術者派遣や製品輸出など、鉄道先進国・日本だからこそできることが世界で求められています。新たな路線を張りめぐらせ、輸送力増強や安全性向上のためにより高性能な線路へと更新し、それらの設備をメンテナンスしていく。鉄道技術の革新が経済成長には欠かせません。清田軌道も、その一翼を担っていきたいと思います。

人と、社会と未来を支える、鉄道の「裏方の誇り」

軌道に関する仕事は、決して華やかなものではありません。ですが、身近な交通・輸送手段である鉄道が、毎日あたりまえのように安全で快適に運行していくために、私たちはなくてはならない存在なのです。たくさんの人の暮らしを支えるという使命、たくさんの命を守る責任、そして社会や経済に与える影響、そんな大きなものを背負いながら、365日のあたりまえを目立たないところで守り続ける。とても公共性の高い仕事であり、利用する人の未来までが託されている仕事であるということを、私たちは誇りに思っています。
日本には「軌道に乗る」という言葉がありますが、英語にも「on the rails」という全く同じ発想で同じ意味の慣用句があります。「軌道」は「安全・安心・安定」の象徴であり代名詞なのです。将来、この言葉が死語になってしまわないように、私たちはこれからも裏方としての誇りを持ちながら、軌道の安全を支え続けてまいります。
軌道に関する専門技術を中核に据えつつ、線路や道路や管路など、様々な路(みち)に付随するいろいろな課題や問題を、ひとつずつ軌道に乗せていきたい、それが私たち清田軌道の目指す道です。鉄道を陰で支える「裏方の誇り」を胸に、たくさんの人や街を、未来への軌道に乗せていく、そんな新しい仲間を待っています。

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